HPE ProLiant DL ラックサーバにESXiをインストールする機会があったので、その手順をメモっておく。
1. リモートからiLOにアクセスできるようにする
- iLOのIPアドレスとユーザアカウントを設定する。
- ここだけは現地での物理作業が必要。
- サーバにディスプレイとキーボードを繋げて電源を入れる。
- マニュアル
- iLO 4 --> HPE iLO 4 ユーザーガイド のp.24に手順が載っている。
- iLO 5 --> HPE iLO 5 1.20ユーザーガイド のp.25に手順が載っている。
- 世代によって設定に使用するツールが異なる。
2. RAIDを設定する
- RAIDを設定できるツールが何種類かある。しかも世代によって使用するツールが異なる。大変わかりづらい。ここでは一番わかりやすくて簡単な方法を紹介する。
- RAIDの設定方法についてのマニュアルを探すときは、サポートページで Smart Array Controller (RAIDコントローラ) のドキュメントを探す。
- Gen8の場合 -->
ORCA (Option ROM Configuration for Arrays)
で設定する- POST実行中に
Press <F8> to run the Option ROM Configuration For Arrays Utility
が数秒間だけ表示される。そのタイミングでF8キーを押すと設定画面に行ける。 - マニュアル
- 参考記事
- POST実行中に
- Gen9、Gen10の場合 -->
UEFI System Utility
で設定する
3. iLO ファームウェアをアップデートする
iLO 4の場合
こちらの記事が素晴らしくよくまとまっていた。
- iLO4のファームアップ 方法を詳しく紹介(ProLiant DL160 Gen8)[2019/5/18更新] - 一馬力のメモ帳
- ProLiant DL160 Gen8 iLO4のファームアップ 1.13->2.44[2018/6/16更新] - 一馬力のメモ帳
1.40から2.70にアップデートしたらHTML5のRemote Consoleが使えるようになっていて感動した。
iLO 5の場合
未調査
4. ESXiのISOイメージを用意する
- 2種類から選択する
- VMwareが提供している素のイメージ
- HPEカスタムイメージ
- 機種のOS対応状況を確認する
- 私は数百MBのISOファイルを手元のPCでダウンロードしたくなかったので、サーバでWebブラウザを開いてダウンロードした Ubuntu 18.04 serverでちょろっとWebブラウザを開きたいとき - j3iiifn’s blog
5. iLOを使ってESXiをインストールする
- ISOファイルをサーバに仮想的にマウントする。
- iLOやiDRACを知らなかった頃は、ISOファイルをCDに焼いて、CDドライブをサーバに接続して…なんてことをやっていた。恥ずかしい思い出。
- 2種類の方法がある。
- ISOファイルのURLを指定する方法
- 手元のPCに保存されているISOファイルをアップロードする方法
- マニュアル
- 参考記事
- インストール中にF11キーを押す必要がある。
- MacはF11に「デスクトップの表示」が割り当てられていてiLOにF11を送信できない。
- Mac OSX: 'Cannot Send F11 Keystroke' | PeteNetLive を参考に一時的にF11の割り当てを解除する。